一人暮らしで夜にインターホンが鳴ると、心臓がドキッとしますよね。「出た方がいいのかな?」「無視しても大丈夫?」と、数秒のあいだにいろいろ考えてしまう方は多いです。とくに、不審者やセールス、強引な勧誘のニュースを見たあとだと、インターホン=怖いもの、というイメージが強くなりがちです。
このページでは、マモリる編集部が「インターホンが怖い一人暮らしさん」の気持ちに寄りそいながら、出るべきか・出ないべきかの判断基準と、安心して暮らすための具体的な対策をまとめました。この記事を読み終わる頃には、「とりあえずこれだけ守っておけば大丈夫」という自分なりのルールができて、今より少しホッとできるはずです。
先にざっくり結論
- 基本は「モニター越し・チェーン越し」で対応するのが安全
- 名乗らない・理由があいまい・複数人・深夜は「出ない」側に振ってOK
- 宅配や管理会社など「出たほうが良さそう」でも、居留守や後日連絡は立派な選択肢
- 不安が強い人ほど、インターホン対策グッズや「台本」を用意しておくと楽になる
1. インターホンが怖いのは「ビビり」じゃなくて、ちゃんとした自己防衛本能
まず一番伝えたいのは、「インターホンが怖い」と感じるあなたは決して弱いわけでも、臆病なわけでもないということです。見えない相手から急にアクセスされるインターホンは、本能的に不安を感じやすい場面ですし、一人暮らしだと守ってくれる家族もいません。
編集部メンバーの中にも、「夜23時に突然インターホンが鳴って、固まって動けなかった」「宅配業者っぽいけど、名乗らないから怖くてスルーした」という体験者がいます。あとから荷物の不在票を見つけてホッとしつつも、「出なくて失礼じゃなかったかな」と罪悪感を覚えた…という声も多いです。
でも、防犯の観点から見ると、「怖いから出ない」も立派な自己防衛です。とくに女性の一人暮らしや、1階・オートロックなしの部屋、周囲に知り合いが少ない環境では、「慎重すぎるかな?」くらいでちょうどいいと考えてOKです。
怖いと感じるのは、あなたがちゃんと自分を守ろうとしているサイン。
「怖い」「出たくない」という直感は、判断基準の中でもかなり重要な要素として扱ってかまいません。
2. 「絶対に出なくていい」インターホンのパターン
まずは、防犯的に見てインターホンに出なくて大丈夫なケースから整理しておきましょう。ここははっきり線を引いておくと気持ちがラクになります。
| パターン | 具体例 | 判断 |
|---|---|---|
| 深夜・早朝(非常識な時間帯) | 22時以降〜早朝5〜6時の来訪 | 基本は完全スルーでOK |
| 名乗らない・ごまかす | 「ちょっとお話があって」「近くを回ってまして…」など | 出ない/チェーン越しでも応対しない |
| セールス・勧誘 | 宗教・通信・光回線・新聞・アンケートなど | 即お断り or 出ない |
| 複数人で来ている | ドアスコープに2人以上映る、玄関横に人影がある | 原則出ないでOK |
| 不在時に何度も鳴らされる | しつこくインターホン連打・ドアをノック | 居留守でOK、怖ければ警察相談も視野に |
とくに覚えておきたいのは、インターホンに出る義務はないということ。配達や管理会社であっても、「出られるタイミングではなかった」というのはよくある話ですし、後から不在票や掲示板、メールなどで対応できるケースがほとんどです。
着替え中・入浴中・体調不良・オンライン会議中など、「今は出たくない」なら出ない選択で大丈夫。それだけでトラブルになることはまずありません。
■ 編集部メンバーのリアル体験談
ある女性スタッフは、夜21時半に知らない男性からインターホンが。「宅配です」と名乗りながらも、モニターには荷物が見えず、胸騒ぎがしたため出ませんでした。
翌朝ポストを確認しても不在票はなし。あとから管理会社に聞いたところ、「最近、不審な訪問の相談が何件か来ている」とのことでした。
「疑って悪いかな…」と思いながらも、違和感を優先して出なかった自分を、今はほめてあげたいと言っています。
3. 「様子見」や「モニター対応」で十分なケース
次に、「出なくても困らないけれど、ちょっと気になる」グレーゾーンのケースです。このあたりは、インターホンのモニター機能や音声だけの応対をうまく使うと、かなり安心して判断できるようになります。
代表的なケースとしては、
- 昼間だが、心当たりのない来客(工事・点検・アンケートなど)
- 宅配業者っぽいが、名乗り方がはっきりしない
- 郵便局・水道局・電力会社などを名乗るが、事前連絡がない
- 「隣の部屋の者ですが…」など、身元がよくわからない住人を名乗る
このような場合は、「ドアは開けずに、モニター+声だけで完結させる」ことを基本ルールにしましょう。
■ モニターだけ対応するときのポイント
- ドアを開ける前に、必ずモニター画面(またはドアスコープ)で相手を確認
- 名札・制服・荷物が見えるかをざっくりチェック
- 声を出すときも、ドアは開けずにインターホン越しで会話する
- 少しでも違和感があれば「今は対応できません」で切る
また、心配な場合は、こちらから「名刺やチラシ・不在票をポストに入れておいてください」と伝えるのも一つの手です。それで本当に必要な用事なら、相手側から書面や別ルートで連絡が来るので、落ち着いて確認してから対応できます。
4. 「出たほうがいい可能性が高い」来客の見分け方
とはいえ、インターホンすべてを無視していると、宅配の受け取りや設備点検など、生活に必要なものまで受け取れず困ることもあります。ここでは、比較的「出たほうがいい可能性が高い」ケースのポイントを整理します。
| 相手の種類 | チェックポイント | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 宅配業者 | 制服・帽子・伝票・荷物・ロゴ入りバッグが見える | ほぼ安全度高め。ただし、サインはドアチェーン越しでもOK |
| 管理会社・大家 | 名刺を見せてくれる/事前に掲示やメール連絡があった | 内容次第で応対。点検は日程再調整も可能 |
| 警察・消防・行政 | 制服・腕章・身分証を提示/事件や調査に関する説明がある | どうしても不安なら、署や役所に自分で電話確認を |
| 近隣住民 | 「〇〇号室の××です」と名乗る/モニターに顔が映る | 用件を聞いてから判断。無理してドアを開けなくてよい |
それでも、「100%安全」とは言い切れないのが現実です。そこでマモリるとしておすすめしたいのは、「出る」と決めたときも“フルオープン”ではなく安全度を段階的に上げる考え方です。
■ 安全度を段階的に上げるイメージ
- ① モニターだけ見る(こちらの声も出さない)
- ② インターホン越しに会話(名乗らせる・用件を聞く)
- ③ ドアチェーンをかけたままドアを少しだけ開ける
- ④ 完全に信頼できる場合のみ、ドアチェーンを外す
①〜④のうち、自分が「ここまでなら安心」と思えるラインで止めてOKです。
5. 出ると決めたときの「安全な応対ステップ」とセリフの台本
インターホンに出る・出ないで悩む時間を減らすためには、自分なりの「マイルール」と台本を用意しておくととても楽になります。ここでは、出ると決めたときの流れをステップごとに整理してみます。
5-1. ステップ1:まずは落ち着いて、相手に名乗らせる
- 深呼吸を一回してから、インターホンの受話器を取る
- 「はい」だけでもOK。こちらから名乗る必要はありません
- 相手が名乗らない場合は「どちらさまですか?」と確認
おすすめの台本は、次のようなシンプルなものです。
■ 使い回しできる基本のセリフ
- 「はい、どちらさまですか?」
- 「すみません、今手が離せないので、必要であればポストに入れておいてください」
- 「管理会社の方でしたら、会社名とお名前をもう一度お伺いできますか?」
これだけ覚えておけば、ほとんどのケースに対応できます。
5-2. ステップ2:用件を聞いてから「今対応するか」を決める
相手が名乗り、用件を話してきたら、そこで初めて「今、対応するかどうか」を判断してOKです。
たとえば宅配便であれば、
- 「今、手が離せないので、不在票を入れておいてもらえますか?」
- 「玄関前に置き配でお願いできますか?」(対応可のサービスの場合)
といった選択肢もあります。「来てもらったから申し訳ない」と感じるかもしれませんが、相手はそれが仕事です。あなたの安全・心の負担のほうが優先で大丈夫です。
5-3. ステップ3:ドアを開けるときの安全チェック
どうしても玄関先で対応する必要がある場合は、次の点を意識しましょう。
- ドアチェーンやドアガードを必ずかけた状態で少しだけ開ける
- サインや受け渡しは、チェーン越しに可能か聞いてみる
- 体はドアの後ろに隠すように立ち、相手との距離をとる
- 違和感を覚えたら「すみません、やっぱり今日は無理です」とすぐに切り上げる
「ここまでしたらやりすぎかな…」と思うかもしれませんが、防犯の世界では“ちょっとやりすぎ”くらいでちょうどいいと言われます。あなたの安全を守るための工夫だと思って、遠慮なく実行してOKです。
6. 日頃からできる「インターホン不安」を減らす防犯・生活対策
インターホンが鳴るたびに毎回ドキドキしてしまうと、家にいるのに心が休まりません。ここでは、日常的にできる対策を「防犯」と「心のケア」の両面から紹介します。
6-1. 防犯グッズ・住環境の見直し
- モニター付きインターホンへの変更(管理会社に相談)
- ドアスコープ用カバー(外から覗かれないようにする)
- ドアガード補助ロック(チェーンの強度を補強)
- 玄関前に男性用の靴を置く(一人暮らし感を出さない工夫)
- 在宅中でもドアに鍵+ドアガードを習慣化
■ 「一人暮らし感」を減らす小ワザ
- 表札にフルネームを書かない(苗字だけ・または表札なし)
- 洗濯物を外に出しっぱなしにしない(特に下着類)
- インターホンに出るときも「うん、あとで行くね」など、家族がいる雰囲気を出す
6-2. 心の負担を減らす「マイルール作り」
インターホン不安は、「どう対応していいかわからない」という曖昧さから生まれることが多いです。そこで、自分なりのルールを紙やスマホのメモに書き出しておくのがおすすめです。
例:
- 22時〜朝7時のインターホンは、どんな相手でも出ない
- 名乗らない人・用件を濁す人には対応しない
- 宅配は基本「置き配」設定にしておく
- 不安なときは、必ず管理会社か家族に一度LINEしてから対応
ルールを作っておくと、「このパターンは出ないって決めてるからOK」と迷う時間が減り、驚くほど気持ちが軽くなります。
7. 管理会社・家族・警察に相談していいタイミング
「怖いけど、こんなことで相談していいのかな…」と悩んでしまいがちですが、第三者に相談することで一気に安心度が上がるケースは多いです。
7-1. 管理会社に相談していいケース
- 同じような不審訪問が何度も続く
- 名乗らない不審な男性がよく建物の前にいる
- インターホンを連打される・ドアを強く叩かれる
- 夜間のセールス・勧誘が多い
管理会社は、建物全体の防犯に関わる情報を持っています。あなた以外にも同じ相談が来ているかもしれませんし、掲示板で注意喚起してくれたり、場合によっては巡回を増やしてくれることもあります。
7-2. 警察に相談を検討していいケース
- 恐怖を感じるレベルでしつこく訪問される
- ドアノブをガチャガチャ回される、ドアを蹴られるなどの行為
- 住人を装って個人情報を聞き出そうとする
- 帰宅時に、インターホン訪問者が待ち伏せしていた…など
「110番は大袈裟かな」と感じる場合は、地域の警察署の相談窓口(#9110など)にまず電話して状況を話してみると良いでしょう。「何かあったらまた連絡してください」と言ってもらえるだけでも、心の支えになります。
■ 相談するときに伝えると良いポイント
- 日時・回数・時間帯
- 相手の特徴(性別・服装・話し方・名乗った名前など)
- どのくらい怖い思いをしたか(家に一人でいるのが怖いなど)
感情も含めて、正直に伝えて大丈夫です。「怖かった」という気持ちも、立派な相談理由です。
8. まとめ:インターホンに振り回されず、「自分のペースで暮らしていい」
一人暮らしの部屋でインターホンが鳴ると、不安な想像が一気に押し寄せてくることがあります。ですが、この記事で見てきたように、「出ない」という選択は何も悪いことではなく、自分を守るための大切な行動です。
- 非常識な時間・名乗らない・複数人などは出ないでOK
- グレーなときはモニター越し・声だけの対応で様子見
- 出るときもチェーン越し&距離をとって安全を最優先
- 不安なときは管理会社・家族・警察への相談も立派な対策
「インターホンが怖くて疲れる…」という気持ちは、とてもよくわかります。だからこそ、今日からは、あなたの安心を一番に考えたマイルールを少しずつ整えていきましょう。
大事なのは、「ちゃんと出なきゃ」ではなく、「自分が安心できる範囲で付き合っていけばいい」という考え方です。インターホンに振り回されない暮らしを、少しずつ一緒につくっていければ嬉しいです。
よくある質問
まずは「怖がっている自分を責めない」ことが大切です。そのうえで、この記事で紹介したように、出る・出ないのマイルールを決めたり、モニター確認・チェーン越し対応・置き配などの工夫を取り入れることで、「怖さ」を少しずつ「用心深さ」に変えていくことができます。
不安が強い場合は、最初からアプリで時間指定・置き配設定をしたり、「インターホンが怖いので、在宅でも出られないことがあります」と備考欄にそっと書いておく人もいます。
なによりも、あなたの安全と心の安定のほうが優先です。「タイミングが合わなかっただけ」と軽く受け止めてOKです。
- 時計と共に「何時ごろ・何回鳴ったか」をメモする
- 同じようなことが続くなら、翌日に管理会社へ相談
- ドアノブを回される・ドアを叩かれるなどがあれば、警察相談も視野に
- 「はい」ではなく「はい、どちらさまですか?」と少し低めのトーンで
- 「今、家族(同居人)が寝ているので…」と複数人を匂わせる
- どうしても不安なときは、そもそも出ないルールにしてしまう
「今は確認ができないので、名刺をポストに入れておいていただけますか?」
と伝えればOKです。
その後、自分で契約書に書かれている管理会社の電話番号に連絡し、「今日〇時ごろ、××さんという方が来たのですが、御社の方ですか?」と確認すると安心です。インターホン口で、無理にその場でドアを開ける必要はありません。
- スマホアプリ連動のインターホンにして、画面越しにだけ確認する
- 「この時間帯は出ない」と時間で線引きする
- インターホンが鳴ったら、まず深呼吸を一回する習慣をつける
- 不安が強い日は、家族や友人に「今日はインターホン怖い日」とLINEしておく
- 音量を下げる・メロディを柔らかいものに変更する
- スマホ連動タイプでバイブ通知メインにする
- 在宅時は一時的に音を消し、不在票やチャット連絡をメインにする
要は、あなたにとって一番ストレスが少ない形に調整して良いということです。
- ドアは絶対に開けない(チェーンすら外さない)
- カーテンをしっかり閉め、室内の電気はそのままでOK
- 可能なら、玄関から少し離れた場所に移動する
- 必要に応じて、家族・友人・管理会社・警察の順で連絡を検討

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